銀歯は嫌です



歯の治療も最終段階に入ると、どんな材質で治すか、先生が患者さんに聞きます。

”保険で治しますか。それとも自費ですか。”

患者さんには良く分からないけど、自費は高いというイメージがあるので、

”保険でいいです。”

と言ってしまうこともあるでしょう。その結果は・・・。

目立つところに銀歯が入ってしまったなんて事も。
保険治療は審美を目的としていないので、多くは金属での治療となります。
もし、金属で目立つのが嫌なら、最初の段階で先生に伝えておきましょう。
入れられてから、削られてからでは遅いです。

最初に言っておけば、治療中も削る量を最低限にして、最後はプラスティックで終わらせることも可能です。
ただ、治療内容によっては出来ないこともあります。

最初に伝えておかなければ、選択肢も減ってしまうので、自分の希望は早めに言うべきですね。
金属は、強度や耐久性を考えれば、歯の治療に最適なのですけど、どうしても見た目が悪いですよね。
プラスティックは綺麗ですが、強度がありません。変色もします。

保険治療で使える材料には制限があるので、妥協できないところに関しては自費治療をお勧めします。

やはり良い材質で作るものは、耐久性も色も良いですよ。
特に前歯や犬歯あたりは目立つので、セラミックが最適です。最近はジルコニアと言う、人工ダイヤも利用されています。
歯の治療はバランスが大切ですが、目立つところはこだわっても良いのではないでしょうか。

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2012年9月23日 | コメント/トラックバック(0) |

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歯が無いんです



審美の治療にはさまざまなケースが存在しますが、欠損を放置してる人も多いですね。
歯が無くなった状態で放置すると、いろんなトラブルが発生します。

歯が無くなると、隣の歯が移動してきて、隙間を埋めようとします。これはとても良くないことで、歯が傾いてしまいます。
傾くと、その下の部分は汚れが溜まりやすくなり、歯ブラシも届きません。むし歯の原因にもなるのですね。
一度倒れた歯を起こすのはとても苦労します。
何しろ、何本もの歯が移動してるので、本当に元の位置に戻すなら矯正するしかありません。
ですが、実際に矯正をしてまで、全部の歯を動かすことはありません。通常はそのままで何とか対応をします。

しかし歯並びが悪くなっていますから、正常な歯並びと比べると見た目も悪く、口の機能も衰えてしまいますね。

欠損が多い場合はブリッジやインプラントと言った、間を作る方法で埋めていかなくてはいけません。
残ってる歯の数が多いなら、ブリッジが有効ですが、健康な歯でも削らなくてはいけないこと、一番奥では使えないこと、傾いてる歯には難しいこと、
などの欠点があります。

インプラントは、骨に人工の根を作る技術で、周囲の歯の状態に関わらずに歯を作ることが出来ます。
健康な歯を削ることもありませんし、どこにでも入れることが出来ます。

デメリットとしては、
高額になる。骨が薄いと出来ない。病気や体質で出来ないこともある。

と言う事です。
歯を失う理由はいくつもあります。ですが、無くなったらすぐに何かを入れておきましょう。
他の歯が移動しては、治療が複雑になってしまいますからね。

photo by: Meanest Indian

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汚い色の正体は



歯の色がとても汚い人がいます。
びっしりと黒い筋が入っていたり、茶色い色がしみこんでるのです。
この正体は、歯に付着した汚れです。

まずタバコを吸う人はヤニがつきます。このヤニは粘着性が高く、歯の表面につくと簡単には取れません。
歯にはとても細かい穴が無数に開いており、その内部に侵入すると、歯磨きくらいでは全く取り除けなくなるのです。
歯医者さんで、専用のブラシと研磨剤を使って磨いてもらうと、ようやく落とすことが出来ます。

歯医者さんで利用してる研磨剤は粒子が非常に細かいので、タバコのヤニでも落ちます。

ただし、一度落としてもヤニはすぐにつきます。気にされるなら、定期的にクリーニングを受けるか、同時に歯の表面にフッ素コーティングをしてもらうと良いでしょう。
フッ素は汚れの付着を抑える働きがあるので、ヤニもつきにくくなります。

なべやフライパン、トイレの便器などもフッ素コートされていますよね。あれは汚れがつかないようにするために行なわれています。

また、茶色い線が入ってるのは、古い治療のところが多いですね。
これは汚れではなく、治療材料の変色です。
プラスティックなどは紫外線で変色する性質があるのです。また、歯とプラスティックの間に茶色い汚れが入り込むこともあります。
この場合はやり直しをお勧めします。変色したプラスティックは取り替えるしかありません。

治療してすぐは綺麗ですが、プラスティックは時間がたつと変色するので注意が必要ですね。

色が変わっても虫歯になることはありません。

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2012年8月27日 | コメント/トラックバック(0) |

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