着色を落としたい



歯に汚れが付きやすい人がいます。

単に汚れと言ってもさまざまです。
歯石、プラーク、ヤニ、茶渋、金属イオン、変色、いっぱいあります。

歯の表面に付いてるものであれば、クリーニングや歯石とりで落とすことが出来ますが、付きやすい原因を探らなければ、何度も表面を磨くことになります。
歯医者さんで磨いてもらうとき、ペースト状の研磨剤を使います。
非常に粒子が細かく、どんな隙間にも入っていきます。
錆びた金属治療の表面も、ぴかぴかになって新品状態です。

歯には目に見えないほどの小さな穴や隙間が沢山あります。
この中に入り込んだ色素(汚れ)は落とすのが難しく、普通の歯磨き程度では全く変化しません。

何度も何度も汚れを落としてるのに、すぐに汚れてくる人の場合、エナメル質にある溝や穴が多いのかもしれないですね。
その場合は表面をコーティングして、汚れが入らないような処置を行ないます。

まず表面を綺麗に磨き、完全に汚れを落とします。
すぐにフッ素などのコーティング剤を表面に塗布すると、穴が埋まっていきます。
フッ素は汚れの付着を防ぐ性質があるので、これで歯の表面も綺麗になるのですね。
何度か繰り返すと、かなり付着が抑えられます。

金属治療が多いと、汚れが付きやすくなるので、出来ればプラスティックやセラミックに置き換えると、さらに効果が高まるでしょう。

photo by: fabbio

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2012年8月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:何を望みますか

白くしたい



歯の白さと言うのは人種にもよります。
白人や黒人の場合、歯の一番外側にあるエナメル質が分厚いのが特徴です。
エナメル質は、本来、とても白いので、ここが分厚いと白く見えますね。

日本人やアジア人はエナメル質が薄いため、すぐ下にある象牙質の色がうっすらと透けて見えます。
象牙質はどの人種でも同じなのですが、色が黄ばんでいます。
歯の色が違うのは、エナメル質が分厚いか、薄いかで変わってきます。

沢山の歯に治療を受けて、あちこち削られてる場合は、目立つ歯を削り、セラミックなどを被せる治療をすれば、すぐに白くすることが出来ます。
人工的に歯を作るのですから、どんな色でも出せますし、形も自由に変化させられます。
審美治療では、この被せ物を入れて治療することがとても多いです。

殆ど自分の歯があって、その歯の色を変えたいのであれば、ホワイトニングが良いでしょう。
ホワイトニングは、エナメル質の性質を変化させて光を乱反射させることで白く見せる方法です。
また、歯の表面にある無数のひび割れから色素を漂白し、白くする効果もあります。

ガラスを見てください。透明ですよね。
表面に傷をつけると白くなります。この傷を無数にエナメル質の内部に発生させることで白く見せるのがホワイトニングです。

性質を変化させるといっても、光を反射させるためだけですので、むし歯になるとか弱くなることはありません。
ちょっと沁みたりすることはありますが、塗り薬で治せる程度です。

輝くような白い歯にしたいのであれば、ホワイトニングを長期間行なうことで手に入れられますよ。

photo by: Helga Weber

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