古い治療をやり直す

Enduring Freedom

審美治療の場合、以前の古い治療をやり直すことも多くあります。
どんなに綺麗に入れても、人工物ですので、治療したものは時間経過と共に劣化していきます。
特にプラスティックは変色が激しく、歯の見た目を悪くする最も大きな要因です。

どのくらいで変色するかは人によりますが、早くて2年、遅くても5年くらいで黄色くなってきますね。
セラミックも、昔のものは色合いが悪く、のっぺりとした白さで逆に目立ちます。
また、歯ぐきとの境に黒い線が入るケースが非常に多く、これを気にしてやり直す人も多くいます。

一般の保険診療では、見た目は二の次で、痛みや病変の治療を優先します。
その結果、審美的に問題のある治療が多く出来るのです。

審美治療では、それらの保険治療をほぼ全て外して治すこともよくありますね。
もちろん全てがいけないのではありません。
患者さんの希望として、目立つところだけをやり直したり、一部の治療で済ますこともあります。

ようするに、審美治療は患者さんが満足するかどうかなので、全体のバランスが取れて綺麗になれば良い場合もあります。
中には全てやり直さないと気がすまないと言う方もいますが・・・。

ひとつ注意して欲しいのは、審美治療は永遠に継続するものではないということです。
整形手術も、歳をとれば崩れるように、歯科の審美治療も年数が経過すると、不具合も出てきます。
それを出来るだけ抑えるためにも、定期健診は必ず受けるようにしましょう。

photo by: Army Medicine

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2014年4月17日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:実際の治療

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