顎を小さく



人の顔は骨格によって形が決まっています。
骨が大きければ大きな顔になりますし、小さければ小さい顔になります。
じゃあ、整形しないと小顔にはなれないのかと思うでしょ。
ですが、ちょっとした工夫で小さくすることは可能です。

まず、顎を引き締めるのが効果的ですね。
顔の表情を作る筋肉は、すべて皮膚に付着しているのですけど、これって他の筋肉と比べると変わってるんですよ。
例えば腕を動かす筋肉は、必ず骨と骨についています。動かすのが腕の骨なので当然です。
でも表情をつくる筋肉は、動かすのが皮膚なのです。
だから、どこかに固定されてるわけではありません。非常に鍛えにくい筋肉だということですね。
もともと表情筋は動きの乏しいものですから、意識して動かすようにすると良いでしょう。
筋肉を引き締めると顔も引き締まります。

親知らずを抜くと、その部分の骨が少なくなるので、顎が小さくなる可能性もありますが、絶対ではありません。
歯を失った人は、その部分の骨が無くなるので、皮膚を持ち上げられなくなり、しわが出来ます。
総入れ歯の人が入れ歯を取ると、顔がしわだらけになるのは、皮膚を持ち上げてる骨が少ないからです。
インプラントを入れると骨が盛り上がるので、老人でもしわがなくなり、皮膚に張りが出ます。

骨を削って顎を小さくすると、皮膚のしわが出来やすくなるのでお勧めはしません。
それよりも歯並びを治して表情筋の動きを改善する方が健康的に小顔になれます。

それと、ご飯のときにしっかり回数を数えて咬むと、顎周りがすっきりと痩せます。
最低でも20回は咬んで下さい。これは昔から言われていて、確かな話です。

photo by: Furryscaly

タグ

2012年12月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:何を望みますか

口元に自信が無い



女性に多いのですが、すぐに口を隠す人がいます。
癖なのかもしれませんが、口元に自信が無いからだと本人は言います。
ですが、隠していないときを見ても、別に変ではないことが多いのです。

口の中に自信のある人は平気で大口を開けて笑います。
女性ですから、人前で大きな口を開けるのは恥ずかしいですよね。でも口元を変に隠す必要はありません。

例えば、口臭がきになるという人はけっこういます。
診療所で問診表に、口臭の部分に丸を入れてる方が来られると、治療する方としては緊張するそうです。
何故かと言うと、口臭と言うのは自覚症状が殆どありません。他人から言われて治療に来ることが多いのですが、
中には自分の口臭がひどくて、他人に嫌がらせを受けてると思い込む人もいます。
つまり、過度な潔癖症や精神的なストレスの強い人に口臭を気にする傾向がとても強いのです。

このような人は対応が難しく、実際に口臭を計測してもほとんど検出されません。
機械の数値を見せても納得してくれないのです。

どうしても気になって仕方ないので何とかしてくれと言われます。

一般的には、口臭の原因は口腔内細菌です。
これが住み着いてるので匂いの元となる物質を産生します。
どこに多いかと言うと、舌の真ん中ですね。ここに舌苔(ぜったい)と呼ばれる、糸状の組織が付着しています。
この中に大量の細菌がすんでるとにおいが出ることが多いのです。

舌ブラシを使ってここを磨くと、においはかなり減りますから、その方法をお教えして実践してもらうのですが、
やりすぎて舌が傷だらけになるケースもあります。

精神的な強迫観念が強い人は要注意ですね。

photo by: Helga Weber

タグ

2012年11月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:何を望みますか

歯並びがひどい



口、歯のコンプレックスは、欧米でも日本でもあまり変わらないんだなあと感じる事があります。
それは、けっこう思いつめて歯医者に通う人が多いからですね。

面白いのは、海外では歯医者で相談するとき、夫婦やカップルで来る場合もあります。
子供の治療は、もちろん親がついてきますけどね。

日本ではたいてい一人です。
内緒で治したいと思う人も多いです。この辺は国民性なのかもしれません。

歯並びがひどくて、コンプレックスを感じるのは、ごく普通です。
子供のころに治せなかったので、大人になってようやく治療を開始したいと相談するケースも多く存在します。
そのような方の場合は、やはり思いつめています。
このタイプの人は、痛みを伴う治療でも割と平気で耐えています。
抜歯、矯正初期の痛みなどがあっても、それに比べればコンプレックスの方がつらいのでしょう。
肉体の痛みは一時的ですが、心の痛みは一生続きますからね。

美容整形でも同じで、容貌、体形に強いコンプレックスを持つ人ほど、手術の痛みには強いそうです。
心の痛みは、肉体をも超えてしまうと言うのですから恐るべしですね。

矯正は時間はかかりますが、自分でも変化を感じられるので、患者さんもその変化によって気持ちがずいぶんと変わるようです。
初期のころと比べると、治療の終盤ごろには、表情が明るくなり、笑えるようにもなってきます。

このような人は、どんな治療でも受け入れてくれますね。

photo by: flikr

タグ

2012年10月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:何を望みますか

このページの先頭へ