クリーニング

Cleaning


人は普段の生活で、さまざまなものを取り入れます。
口は呼吸や会話と言った機能もありますが、咀嚼がもっとも大事な働きです。
飲み物、食べ物にはいろんな物質が含まれていて、その中には歯の表面に付着して汚れとなるものも数多く存在します。
例えば、お茶の中に含まれるタンニンは渋み成分ですが、これも汚れの一部です。
コーヒーや紅茶の中に含まれる粒子も、非常に細かいものは歯の表面にある穴に入ってしまいます。

カレーに含まれるターメリックという香辛料も粒子が細かく、これは黄色い成分でもあります。
タバコはヤニを含むので、タバコの粒子だけではなく、ヤニが他の汚れもひきつけて固まってしまいます。
これは自分で落とすのが困難なので、目立つようなら歯医者さんでクリーニングをしてもらいましょう。

歯医者で使われる研磨剤は、いろいろな粒子のサイズがあり、粗研磨から仕上げまで3〜4段階に分かれています。

単に歯の表面を磨くだけではなく、汚れを付きにくくするフッ素コーティングや、PMTCと呼ばれる特殊なポリッシングもあります。
特にPMTCは半年に一度くらい行なっておくと、歯周病やむし歯の予防効果が高く、汚れを落とすついでに行なえるので、ぜひ受けていただきたいとおもいます。
値段は5000円〜1万円のところが多いですね。

行なっていない診療所もあるので、聞いてみるのが良いでしょう。
ホワイトニングの後戻りを防ぐために行なってるところもあります。

歯は、変化しないように見えて、一日でかなり変わります。
唾液に溶けますし、それがまた修復されると言うサイクルを繰り返しているのです。
これによって表面の無機質構造が変化し、だんだんと硬くなります。
大人がむし歯になりにくく、子供にむし歯が多いのは、子供の歯はまだ構造が変化していないので柔らかいためです。
それを早く硬くするのが、フッ素の役割です。
大人でもフッ素にはむし歯を予防する効果がありますから、クリーニングで汚れを落とすだけではなく、フッ素やPMTCも受けてみてください。

photo by: xlibber

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2014年2月15日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:実際の治療

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