セラミック

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Teeth by David Shankbone

歯の治療で良く使われる、セラミックは瀬戸物、陶器と同じ材質です。
国内の陶器メーカーとして有名なノリタケも、歯科用の陶材を販売していて、それで人工の歯が作られてるのはあまり知られていません。

海外製の方が性質は良いそうですが、安全面、強度などを考えると日本製も捨てたものではありません。
今では遜色ないレベルでできています。

昔は金属のキャップを作り、その表面にセラミックを焼き付ける方法が普通でした。
しかし今はかなり変わってきました。

全ての材質をセラミックで作ったものや、ジルコニアを内部に使い、強度を飛躍的に高めたものが出現してきたのです。
現在では、白い歯をつくるための材質は、様々な種類が出現しています。

セラミックを使用してる歯は、性質も安定していて強度も高く、変色が少なくて良いのですが、値段が高いのが欠点でした。
歯科のかぶせ物や詰め物は、ほとんどがオーダーメイドです。大量生産できるものではありません。
そのために人件費などが入って値段が高くなってしまうのです。

そこで少しでも安くしようと、材質もいろいろと研究が進んでいます。
セラミックとプラスティックの混合物でできている、ハイブリッドと言うものも出てきました。
これは強度ではセラミックに劣りますが、適度な柔らかさと粘りがあるので、衝撃にも強く、耐久性もあります。
色も自然な風合いを出すことができるので急速に広まっています。
値段もセラミックの6割程度ですので、衝撃がかかる小臼歯で良く用いられているようです。

欠点は、摩耗性に弱く、変色もあると言う事です。
それを考えても、十分な利点があるので、セラミック治療の代わりとして使われています。

全ての歯を白くするのは費用面で大変ですが、目立たないところを安い材質に置き換えることで、総予算を低く抑えることも可能になっています。

photo by: david_shankbone

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2014年8月20日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:実際の治療

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